時は晴れ時は曇り㊀
大好きな友達でも時には嫌いになってしまう。そういう私は私が嫌いだ。
友達は何も悪くない。ただ私の頭の中がモヤモヤしているだけ。
そう分かっていても友達に冷たく当たってしまうことがある。
自分だけモヤモヤして、自分が悪いのに勝手にストレスを溜めていき辛くなる。
そんな自分が葵は嫌いだった。友達の芽衣とは親友と呼べる仲だった。
小学校に入学し、一年生の頃はお互い何も知らなかった。
だが三年生になり、二人は馬が合うことに気づき、今、六年生にまで至ったのだ。
二人は仲が良く、休みの日に一緒に映画に行ったりするほどだった。
葵は芽依のことが大好きだった。だが葵は頭の中で芽依に対するライバル心を抱いていた。
芽依は秀才で可愛くてなんでも出来る。それに比べて葵は勉強も運動も普通だった。
芽依は元々才能があったので、教科書を読んだり授業を聞いただけで頭に入ってくるのだ。
そんな何でも出来る芽依を葵はいつにか妬んでしまっていた。
もちろん葵は芽依を妬みたくはなかった。何故なら芽依はとっても良い子だから。
芽依を妬む自分が嫌だし、葵はストレスが溜まっていく一方だった。
次回予告❗️
葵と芽依がまさかの喧嘩!?二人の仲が引き裂かれる大ピンチ!葵と芽依はどうなる?